不妊治療に新たな希望!最新人工授精

不妊治療

朗報!最新の不妊治療法が凄い!

今や不妊の問題を抱え不妊治療を行う人がとても多くなっています。不妊治療にはいくつか方法があり、「ステップ法」と呼ばれる徐々に治療段階をステップアップさせていくといった治療が一般的ですが、今、そんな不妊治療の1つである「人工授精」に新たな画期的治療法が研究・開発されています。その最新の人工授精法についてご紹介します!

現在の人工授精について

まずは、人工授精とは一体どんなもので今現在どういった方法で行われているのか?ということからお話ししたいと思います。

人工授精とは、人工的に女性の子宮内に採取した精子を注入し授精しやすいよう手助けする医療技術のことをいいます。

不妊治療で人工授精が検討されるのは、主に「精子の数が少ない・精子の運動率が低い」「精子が子宮内へ上手く入れていない」「膣内で上手く射精出来ていない」等といった男性側の精子に問題がある場合です。

人工授精の流れとしては、まず成功率を高めるために女性側がきちんと排卵されているか?また、排卵方法は排卵誘発剤を使用するか完全自然排卵での人工授精を望むのか?といった事を医師と相談し、人工授精のタイミングを予測して今後の治療のスケジュールを決めていきます。

その後、超音波や妊娠に大きくかかわる女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)値を測定し、正確な排卵日を予測して人工授精の実施日を決定したのち、その日に向け定期的に通院し体調管理や精子の採取などを行っていきます。

また、採取された精子には精子洗浄が行われ、精子に付着している雑菌などを排除し受精の妨げとなる要因を極力減らし濃縮してより受精しやすくします。人工授精の施術は女性の排卵が確認されてから24時間以内のタイミングで行われ、細いチューブを通して精子を女性の子宮内へ注入されます。

人工授精の施術後は着床率を高めるため排卵と黄体機能の確認を行い、自然妊娠時同様生開始予定日以降に妊娠検査を行い妊娠の有無を確認し、妊娠出来なかった場合には再び人工授精を行います。

人工授精での妊娠成功者の約90%が4~6回目までで妊娠しているという事から、人工授精での有効的不妊治療回数の一つの目安とされており、それまでに妊娠出来なかったり年齢や精子の状態によりさらに高度な不妊治療法への移行が検討されます。

新たな人工授精法について

今、新たに研究・開発されている人工授精の方法は、精子をらせん状の金属でコーティングされたポリマー製の筒の様な「スパームボット」と呼ばれるナノロボットで包み、精子の動きを助け、卵子へ届け受精させるといった方法です。

現在この研究を進めているのはドイツの固体・材料研究所IFWやDresden(精密・光学機器製造や電機,機械,化学,織物工業などが盛んな、ドイツ東部,ザクセン州の州都。)などの研究者たちで、彼らは精子を捕獲し、目的の場所まで移動できるよう、スパームボットの動きをコントロールさせることに成功!

実験は、実際の人体で行われたものではなく、試験皿の中に体内と似た環境を作って実施されましたが、研究者らは報告の中で「人工的に精子を動かすことで受精を成功させる方法には、まだいくつかの課題が残っているものの、精子の動きをアシストするこの新しい方法が可能性として治療研究の視野に入れられると信じている」と語っています。また、彼らによれば受精における重要なステップは、精子を選択する適切な手段と卵子を育てる方法を開発することだとも語っていました。

この開発中の最新人工授精法「スパームボット」のイメージ動画がありましたので是非ご覧ください!

出典;Spermbot could help solve male infertility – Headline Science-youtube

近い将来、妊娠成功率が飛躍的アップ可能になる

この方法はまだ研究・開発の途中で実用化までには至りませんが、もしこの方法が実用化されれば不妊治療における妊娠成功確率も飛躍的に上がるのではないでしょうか?

不妊に関してはこれ以外にも女性・男性共に様々な治療法が研究・開発されています。少子高齢化が問題となる中、減るどころか増える一方の「不妊」。今後の進展に大いに期待です。

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