最新の研究によりピルががんリスクを下げる事が判明!

婦人系がん

ピルを長期服用すると一部のがんリスクが増えるといわれ、それを懸念してピルを利用しようか迷うという人もいます。ですが、最新の研究によりピルが逆にがんのリスクを下げるという事が分かりました!

今までのピルとがんリスク

今までは低用量ピルを長期服用することで乳がん・子宮頚がんの発症率が高くなると言われる一方、卵巣がんと子宮体がんの発症率は低くなると言われていました。これによりピルを利用したいけど不安でなかなか利用できないといった女性もいらっしゃると思います。

しかし、2017年3月22日にイギリスのアバディーン大学で発表された研究結果によりピルで発がんリスクが30%減少するという事が分かったのです!

低用量ピルの効能や種類、避妊の仕組みなどについて詳しく知りたい方は「低用量ピルとは?」をご覧ください。

最新研究による見解

アバディーン大学のフィリップ.ハンナフォード教授の指導のもと行われた研究結果によると、生理の始まった女性でピルを服用していた人の子宮体がんと卵巣がんのリスクが服用していない人に比べ34%減少し、さらに大腸がんは19%減少するという結果だったそうです。

また、これ以外にもこの発がん率の減少効果はピルを服用しなくなっても30年ほど継続されるという事も判明したのです。

この研究はイギリス国内の平均年齢29歳の女性4万6000人(うち約半数の女性がピルを服用、もう半数は一度もピルを服用したことのない女性)を対象に、1968年から約50年間に渡って研究されており、その間にも数回ピルによる発がんリスクの減少について研究発表されてきました。その後も現在までその研究は続けられ研究を重ねるほどピルの服用による発がん率の減少率が上がっています。

ピルのがんリスクについては2005年に別のオーストラリアの研究者が、米国、カナダ、オーストラリアの女性を対象に実施した研究により、遺伝変種(遺伝子の突然変異)の影響で乳がんにかかる可能性が高い若い女性がピルを服用することで実質的に乳がんの発がん率を減少させることができるという研究結果が発表されています。

子宮頸がんのリスクを上げるのはピルではない

ピルの長期服用により子宮頸がん発がんリスクが上がると言われていますが、そもそも子宮頸がんの発がんリスクが上がるのはピルによるものではなくヒトパピローマウイルスの一部が子宮頸部に持続感染することが主な発がん原因とされています。

そのため、ピルの服用で避妊できることからコンドームを使用せずに性行為をし、それにより子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスに感染して気が付かずに長期間感染したままの状態でいることで子宮頸がんの発がんリスクが高くなるのです。

今後さらにピルユーザーが増える

現在日本のピルユーザーも増えていますが、これらの研究成果により益々ピルを活用する女性は増加するそうになるのではないでしょうか?そして、ピルの普及により婦人科検診を受ける女性が増え婦人病の早期発見につながって婦人病による死亡率が減少すると思います。

有名芸能人などが相次いで乳がんなどになりお茶の間で話題になってその度に婦人病の怖さを感じますが、今後それらの病気にビクビクしなくてもよくなる時代がやってくるのでは?と期待します。