きちんと知って欲しい!女性ホルモンについて

女性ホルモン

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あなたは、女性ホルモンと聞いて何を想像しますか?

「女性らしいカラダを作るもの?」「毎月のお供である生理?」あるいは「女性になりたい男性」等を想像される方もいるかもしれません。

女性ホルモンは女性にとって、切っても切れないとても重要なモノで、この女性ホルモンによって女性は様々な影響を受けています。1番身近で良く知られているところで言うと、やはり「生理」に関する事でしょう。 しかし、女性ホルモンが一体どんなものでどういった仕組みになっているなどという事まであなたはきちんと知っていますか?

そもそも女性ホルモンとは、女性が妊娠・出産できる様に作用する、卵巣でつくられるホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を総称したものです。これら2つのホルモンは、一定の周期でそれぞれの分泌量のバランスを変えながら女性のカラダと心に作用しています。このバランスが良ければ生理・妊娠・出産などができるのです。

女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」とは?

エストロゲンは卵胞ホルモンとも呼ばれ、主に女性らしいカラダを作ったり、健康を保つための重要な働きがあります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、一般的に8歳~9歳頃から卵巣で分泌されるようになり、思春期では成長期における胸の成長子宮・膣の発育などといった成熟した大人の女性の身体へと発達を促すと共に、身長や体重の増加へも作用しています。女性らしい丸みを帯びたカラダつきをつくるのもこのエストロゲンです。

12歳前後になると更に分泌量が増し、「初潮」を迎えます。エストロゲンは、生理にも密に関わっていて、生理サイクルの中で分泌量が増減し、これを閉経を迎えるまで休むことなくずっと繰り返しています。

エストロゲンは、この他にも「髪や肌のうるおいを保つ」「丈夫な骨を維持」「コレステロール値の調整」「動脈硬化を防ぐ」などといった働きもあり、女性の身体をサポートしています。

しかし、40歳を過ぎる頃になると、卵巣機能が衰え、ホルモンの分泌量も減少し、これによって生理周期が乱れ不規則になり、その後50歳頃にホルモンが完全に分泌されなくなり閉経を迎えるようになります。 「更年期」は、この閉経の前後10年間にあたり、更年期にホルモンバランスが急激に崩れる事からこころとカラダに様々な不快症状が引き起こされる「更年期障害」が起こるのです。

更年期を過ぎ老年期を迎えるにつれ、エストロゲンの分泌がほとんどなくなっていき、不快な更年期障害も治まります。ただ、更年期障害は治まりますが、今まで女性ホルモンによって守られていた働きも減少してしまうため、今度は「生活習慣病」に掛かりやすくなります。例えば骨からカルシウムが流出する事から「骨粗しょう症」 や悪玉コレステロールが増える事から「高脂血症」になりやすくなる等があります。その為、普段の食生活の見直し適度な運動など、日頃から体調や健康管理に気を付けるよう心がけましょう。

一方、プロゲステロンは黄体ホルモン妊娠ホルモンとも呼ばれ、主に妊娠にそなえて体内に水分や栄養を蓄える働きや、イライラや憂うつを起こす働きなどがあります。

プロゲステロンも、エストロゲンと共に周期的に分泌されており、排卵の際に増加します。 プロゲステロンは受精卵が着床しやすいように子宮内膜をやわらかく、厚くして、妊娠の為の準備を整える働きがあります。妊娠した場合にはプロゲステロンの分泌はそのまま継続して分泌され、出産まで妊娠の継続をサポート するように働きますが、妊娠しなかった場合にはプロゲステロン分泌量が約2週間程で減少していき、不要となった子宮内膜が剥がれ体外へと排出されます。これがいわゆる「生理」です!

プロゲステロンは他にも「乳腺の発達」「利尿」に作用しており、更にカラダの体温を上げる働きもあるため、女性は毎日「基礎体温」というものを測ることでホルモンの分泌状態を把握することができます。

この2つの女性ホルモンのバランスが上手く保たれていると、規則正しい周期で生理が起こるのですが、女性のカラダは非常にデリケートなので、ダイエットや食生活の乱れ・ストレス・睡眠不足などの負担が掛かると、すぐにホルモンバランスは乱れ女性に様々な不調を引き起こすのです。この様に女性ホルモンとは、実に繊細なものなのです。

ホルモンバランスが乱れると?

ホルモンバランスが乱れると、「生理不順」・「生理痛」・「不正出血」・「PMS(月経前症候群)」・「自律神経失調症」・「不妊」・「更年期障害」・「肌荒れ、ニキビ」といった症状を引き起こします。これらの症状を緩和するために用いられるのが、「女性ホルモン剤」によるホルモン治療です。

しかし、これらの症状を感じたらすぐに病院などでホルモン治療を受けるのではなく、まずは食生活や生活習慣の見直しをしてなるべく普段の生活の中でバランスを保てるようにしましょう。女性ホルモンを経口摂取することで自身が本来持っているホルモン分泌力を鈍らせてしまうことがあります。

普段あまりそこまで気にする事がないという人も多い「女性ホルモン」ですが、女性であればしっかりと自身の身体の仕組みを知っておいた方が良いですし、知っておいて決して損は無いと思います。ですので是非頭の片隅にでも少し留めておいてほしいと思います。

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