更年期世代の女性が急に太るのは病気のサインかも!

橋本病

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更年期に太るは病気の場合も

更年期は閉経を挟む前後10年間を指し、女性は平均45歳~55歳頃に迎えると言われています。その代表的な症状として、ほてりや発汗、イライラや倦怠感、太る、冷えなどがあります。

更年期世代の女性がこれらの症状を感じると「更年期障害かな」と思う方も多いと思いますが、更年期障害にとてもよく似た症状を持つ別の病気が存在することをご存知でしょうか?その病気は『橋本病』と言う甲状腺の病気で、病名を聞いたことがあるという方も多いかもしれません。

この橋本病が発症しやすい年齢も更年期世代で、男性よりも遥かに女性がかかる割合の多い病気です。その割合は男性1割に対し女性が9割といわれており、更年期障害と勘違いしたまま放置して後に心不全などを引き起こし、最悪の場合には死に至ることもあります。

橋本病は先ほどお話ししたように更年期障害に非常によく似た症状がありますが、更年期世代に入って特に過食などしていないのに急激に太る、喉に腫れや違和感を感じるといった点が更年期障害の症状とは異なる橋本病の大きな特徴とされています。

橋本病について

橋本病は自己免疫の異常が原因で甲状腺に炎症が起きる病気です。自己免疫に異常が起こってしまう原因についてはまだ解明されていませんが、遺伝による原因である場合が多いと言われています。

症状は更年期障害同様人によりさまざまで、中には特に異常を感じないという方もいます。更年期障害であればこれはラッキーと言えますが、橋本病の場合は知らない間に悪化し悪性リンパ腫や甲状腺ホルモンが過剰を引き起こし、心不全や意識障害の引き金となるなど命取りとなるのでとても怖い病気です。

橋本病はいっけん更年期障害やバセドウ病、鬱などの症状に似ており、その症状だけでは判断が難しい病気です。はっきりとした判断をするには内科にて血液検査を行い甲状腺機能を調べる事で橋本病なのか?という事が分かります。

橋本病の治療に関してですが甲状腺機能に異常がなければ特に治療の必要はなく、甲状腺機能に軽度の機能低下がみられた場合や甲状腺の腫れが気になる場合には甲状腺ホルモンを投与して腫れを抑えたり機能を正常値にするという事もあります。また、甲状腺機能に低下が低下がひどい場合には合成サイロキシンという甲状腺ホルモンを少量からどんどん量を増やして投与していく治療が行われます。

特に何もなくても積極的に検診を

橋本病は顔のむくみや更年期障害、甲状腺の腫れなどを感じで病院を受診し発覚する事が多い病気ですが、このような症状が出ている時点で悪化しているという事もあります。

普段の健康診断などで急にコレステロール値が上がったり異常値にまでなってしまうという事も橋本病の可能性があるので、こうした場合もしっかりと病院で診察してもらうようにしましょう。また、定期的に健康診断や人間ドックを受けていないという人は橋本病に限らずあらゆる病気の早期発見のためにも定期健診等を受けるようにしましょう。