ピルの種類とそれぞれの特徴

ピルの種類

ピルにはいくつか種類があり、それによって効果も変わってきます。今ではピルの種類も豊富になり、利用したいけれどどれが良いのか分からないという人もいるでしょう。

ここでは、そんなピルの種類やそれぞれの特徴などについて詳しくお話ししたいと思います。是非、参考にして頂きあなたに合ったピルを見つけて下さい。

ピルの種類と特徴について

ピルは成分中に含まれるホルモン量によって「低用量ピル」「中用量ピル」「高用量ピル」と大きく3タイプに分かれます。

また、ピルは病気の治療を目的として利用する場合には保険が適用されますが、それ以外の利用目的(生理痛の緩和・避妊など)の場合は保険適用外となります。では、それぞれ一体どういったものなのか順にご説明していきます。

【低用量ピル】

通常「ピル」と呼ばれるものはこの「低用量ピル」を指し、主に生理痛や生理不順の改善や生理日のコントロール、避妊に用いられています

低用量ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)が0.03mg~0.05mg未満のものとされています。

1シートあたり「21錠タイプ」と「28錠タイプ」の2つがあり、21錠タイプは実薬21錠を1日1錠ずつ3週間服用し、その後1週間は休薬に入りますので次のシートの飲み始めをしっかりと覚えておく必要があります。

一方、28錠タイプには休薬時に服用するフラセボと呼ばれる偽薬が入っているため、休薬期間も含め毎日飲むことになりシートを飲み切って直ぐに次のシートに入るため、飲み忘れがありません。

低用量ピルは、その他にもプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の量によってさらに3種類に分かれていて、1シート中のこの2つのホルモン量の配合が全て均一の「一相性」のものと、2段階に分かれている「二相性」、3段階に分かれている「三相性」があります。

「一相性」のものは1シート全てが同じ配合となっているためどれを飲んでも問題ありませんが、「二相性」「三相性」のものに関しては段階によって1シート中の配合量が異なり、それによって緩やかにホルモン量が増加するようバランスが取られている為、きちんと決められた順番に飲み進める必要があります。

また、エストロゲンが0.03mg未満の超低用量ピル(ミニピル)と呼ばれるものもあります。

【中用量ピル】

中用量ピルは、エストロゲンが、0.05mg以上のものとされています。

しかし、エストロゲンが0.035mgで、プロゲステロンが1.0mgのものや、エストロゲンが0.02mgで、プロゲステロンが1.0mgのものも中用量ピルと分類されることがあるため必ずしもそうとは言えません。

中用量ピルは主に病気の治療に用いられており、病院等でよく用いられる中用量ピルには「プラノバール」「ビホープA」「ソフィアC」「ルテジオン」などがあります。

【高用量ピル】

高用量ピルは、プロゲステロンの量が非常に多いもので、2mgを超える容量のものをいいます。

「アフターピル」「あとピル」等とも呼ばれる、主に避妊失敗による緊急避妊や重度のホルモン異常による女性器系疾患の治療に用いられているものですが、ホルモン量が多くその分副作用が強いものになります。

ピルはホルモンの成分によっても種類が分けられる

ピルは、ピルに含まれるプロゲステロン(黄体ホルモン)成分の種類により第1~第4世代ピルに分類されます。

エストロゲン(卵胞ホルモン)成分は、どれも「エチニルエストラジオール」というものなのですが、プロゲステロンは「ノルエチステロン」、「デソゲストレル」、「レボノルゲストレル」、「ドロスピレノン」という構造の若干異なる4種類があります。

それにより「第1世代」、「第2世代」、「第3世代」、「第4世代」と分類され、それぞれ特徴も異なるのです。

【第1世代ピル】

第1世代ピルは、1960年代に開発され「ノルエチステロン」という黄体ホルモン剤を使用したものになります。

黄体ホルモン量が多めになる傾向がありますが、男性化症状(アンドロゲン作用)が少なく、ピル発祥地でありピル大国のアメリカで最も主流でとても高い人気があります。

この第1世代ピルの代表的なものには「オーソ」、「シンフェーズ」、「ルナベル」、「ノリニール」などがあります。

【第2世代ピル】

第2世代ピルは、「レボノルゲストレル」という黄体ホルモン剤を使用したものになります。

第2世代ピルは低用量のエストロゲン(卵胞ホルモン)でも、しっかり効果のある画期的なピルですが、男性化症状(アンドロゲン作用)の問題があり、この副作用を解決するために2相性や3相性にして黄体ホルモン量を徐々に変化させています。

黄体ホルモンの効果の強さを生かし、黄体ホルモンの総量が低く抑えられるようにとてもよくホルモン配合量の変化がされている3相性タイプとされることが多いです。

デメリットを極力少なくしメリットを生かしたピルで、本格的な低用量ピルを作ったピルといわれています。

第2世代ピルの代表的なものには「トリキュラー」、「アンジュ」、「トライディオール」、「リビアン」、「ラベルフィーユ」などがあります。

代表的な第2世代ピル「トリキュラー」

トリキュラー
  • 避妊成功率99.9%
  • 生理が原因のイライラや肌荒れ、頭痛がなくなり、月経痛もほとんど感じない
  • クリニックでも処方される最もポピュラーな低用量ピル

【第3世代ピル】

第3世代ピルは、男性化症状(アンドロゲン作用)を抑える「デソゲストレル」や「ゲストデン」という新しい黄体ホルモン剤を使用したものになります。

第3世代ピルは、第1世代ピルと第2世代ピルの欠点を克服したもので、世界中の女性に支持されています。

第2世代に比べて「血栓症」を招く可能性が高いということを耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、これは間違った認識です。実際には、第2世代と第3世代で差は無いことが証明されており、この第2世代と第3世代のものが国内で最もポピュラーなピルとなっています。

第3世代ピルの代表的なものには「マーベロン」、「ファボワール錠」、「ジネラ」といったものがあります。

代表的な第3世代ピル「マーベロン」

マーベロン
  • 改良を重ねた第3世代の低用量ピル
  • 男性ホルモンの作用が弱いからニキビなどができにくい!
  • ストレスによる生理不順も解消され生理痛も軽くなる!

また、第3世代のピルと使われている成分は同じですが、よりホルモンの低容量化を目指して作られた「第3.5世代ピル」というものもあります

この第3世代、第3.5世代ピルは、美容のために利用しているという人も多く、第3.5世代ピルの代表的なものには「マーシロン」、「メリアン」、「フェミロン」といったものがあります。

【第4世代ピル】

第4世代ピルは「ドロスピレノン」という黄体ホルモン剤を使用したものになります。

ドロスピレノンは超低用量ピルに多く使われ、第3世代以前のものと比べてホルモンバランスの変化による体重変化やニキビの発生率が少ないといわれていて、従来のピルが身体に合わない方に処方されています。

第4世代ピルの代表的なものには「ヤーズ」、「クリザンタ」、「ヤスミン」といったものがあります。

代表的な第4世代ピル「ヤスミン」

ヤスミン
  • 最新の第4世代の低用量ピル
  • ニキビ発生の抑制、むくみ、ガスなどの副作用が少ない
  • ホルモンバランスの変化による体重の増加が少ない

世代と相性の組み合わせによっても効果は違う

例えば第1世代で1相性のピルは、他のものと比べると子宮内膜の増殖を抑える効果が高く、出血量を大幅に減らすことができます。

そのため、子宮内膜症の治療にもよく使われています。生理痛にも効果があり、痛みがひどい方にもお勧めです。 ホルモン量が一定なので精神的にも安定し、生理前の体調不良に対しても効果があります。

また、同じ第1世代でも3相性のピルは、総ホルモン量が少なくて済み自然のホルモン分泌パターンに近いため、不正出血が抑えられる傾向にあります。

このようにそれぞれの組み合わせによってもその効果や特徴が異なりますので、そういった点からもどのピルを利用するか選ぶと良いと思います。ここでご参考までに少しおすすめのピルを紹介したいと思います。

あなたに合ったピルはコレ!

【ピルを使ったことがない!ニキビを治したい!なら「マーベロン」】

ピルはもともと大人ニキビの治療に効果があり、通常服用開始から3ヶ月程度で効果が現れます。

第3世代で1相性のピルでは1ヶ月目から効果が出ることが多く、ニキビで悩んでいる人には中でも「マーベロン」が一番おすすめです。

マーベロンとニキビの関係については「低用量ピル「マーベロン」はニキビにとても有効です!」にて詳しく紹介しています。

マーベロン
  • 改良を重ねた第3世代の低用量ピル
  • 男性ホルモンの作用が弱いからニキビなどができにくい!
  • ストレスによる生理不順も解消され生理痛も軽くなる!

1箱 21錠

1,280円

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【とにかく副作用重視!なら「ヤスミン」】

「ヤスミン」は特に月経困難症と呼ばれる生理期間中に起こる様々な不快症状に対して効果を発揮します。アメリカ人が好んで使用するピルで、生理による痛みなどの問題がある人におすすめのピルです。

また、ヤスミン同様によく用いられ人気なものとして「クリザンタ」があります。

ヤスミン
  • 最新の第4世代の低用量ピル
  • ニキビ発生の抑制、むくみ、ガスなどの副作用が少ない
  • ホルモンバランスの変化による体重の増加が少ない

1箱 21錠

2,980円

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「クリザンタ」

クリザンタ
  • 体重が増加しない最新の低容量避妊ピル
  • 現在アメリカで最も良く処方されています
  • ニキビや多毛症の解消効果

1箱 21錠

3,800円

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【ついでに女子力アップなら「ダイアン35」】

「ダイアン35」は、他のピルで副作用が出たなどの人に人気のピルで、アジア人のような体格の小さな人向けのピルです。避妊効果と共にニキビや更年期障害の軽減、ムダ毛の軽減など、女性にとってはうれしい副作用があるのも特徴ですが、血栓症になる可能性やその症状を悪化させる可能性が高まるとされている為、血栓症の病歴のある女性は医師の指導の元服用する必要があります。

ダイアン35
  • 女性用の避妊薬
  • ニキビや多毛症の治療にも!
  • 強力な抗男性ホルモンと強力な女性ホルモンを同時に摂取

1箱 21錠

1,490円

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【副作用とピルでの不正出血を避けたいなら「トリキュラー」】

「トリキュラー」は今一番人気の低用量ピルで、副作用が少なく不正出血などの可能性を最大限に抑えてくれる為、子宮内膜を安定した状態に保ってくれるということで、低用量ピルの中では子宮に優しいピルといわれています。

また、トリキュラー同様で更に7錠の飲み忘れ防止の偽薬が含まれたものとして「トリキュラーED」があります。

トリキュラー
  • 避妊成功率99.9%
  • 生理が原因のイライラや肌荒れ、頭痛がなくなり、月経痛もほとんど感じない
  • クリニックでも処方される最もポピュラーな低用量ピル

1箱 21錠

3,980円

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「トリキュラーED」

トリキュラーED
  • 女性用の避妊薬
  • 日本で処方されるトリキュラーと同製品!
  • ホルモン配合量が3段階と異なる三相性タイプ

1箱 28錠

2,980円

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緊急避妊薬「アフターピル」

アフターピルは、「モーニングアフターピル」「あとピル」などとも呼ばれ性行為時のコンドームの破れや、脱落などにより避妊に失敗した際、望まない妊娠のリスクを下げるために作られた薬(高用量ピル)です。

早く飲むほど効果があり、妊娠の確率を25%から2%にまで減らすことができますが、アフターピルは低用量ピルより女性ホルモンが3~4倍ほど強く、強制的に生理を起こして妊娠を防ぐので、その分副作用も出やすいです。

主な副作用には、「胃のムカつき」、「嘔吐」、「頭痛」があり、女性への負担がとても大きく望まない妊娠を防ぐ最後の手段となります。

アフターピル服用後3日~3週間程度で消退出血と呼ばれる生理程度の出血があれば避妊成功と言えます。

また、アフターピルは「ヤッペ法」と「ノルレボ錠」という2種類に分けられています

【ヤッペ法】

ヤッペ法は、中用量ピルである「プラノバール錠」を使用した緊急避妊法で、現在ではほとんど使われていません

中用量ピルを72時間以内に2錠服用し、その12時間後にもう2錠服用する方法で、摂取する女性ホルモンの量が多くなってしまうため、副作用もその分かなり強いです。

【ノルレボ錠】

ノルレボ
  • WHO指定アフターピル
  • 1錠タイプなので飲み忘れなし!
  • もしもの時のために

ノルレボ錠は、ヤッペ法の欠点を改良したもので厚労省に許可された緊急避妊専用の錠剤で、ヤッペ法よりも副作用が少ないです。飲み忘れのリスクが低く、人にもよりますが吐き気もほとんどありません。

性行為から72時間以内に1錠または2錠服用するタイプとヤッペ法と同じく72時間以内に一錠、更に12時間経過してから2錠目を服用するタイプがあります

ノルレボ錠の代表的なものには「マドンナ」、「ポスティノール」、「アイピル」などがあります。

「マドンナ」

マドンナ(madonna)
  • 不意に妊娠の可能性ができたときに使う事後避妊薬
  • 避妊に失敗したかも…なんて不安なときに
  • 早ければ早いほど成功確率が上がります

「ポスティノール」

Postinor(ポスティノール)
  • 性行為後でもできる避妊
  • 24時間以内の服用で90%の避妊成功率
  • 72時間以内の服用で80%の避妊成功率

「アイピル」

アイピル
  • 緊急避妊薬(モーニングアフターピル)
  • 24時間以内の服用で95%の避妊成功率
  • 72時間で75%の避妊成功率

女性であれば利用しなくても知っていて損は無いピル

ピルの種類や特徴についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?ご参考になりましたか?

女性にとって役に立つ、こうした「ピル」というものがあるという事を知っていれば、今は必要ないと思っていても後々何かあった時にきっとあなたの味方となってくれると思います。

日本においては「ピル」に対してまだまだ間違った認識を持っている人が多いですが、今後そういったところも正しく理解されていく事を願います。

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