あなたは知っていますか?低用量ピルの副作用

あなたは知っていますか?低用量ピルの副作用

どんな薬でもそうですが、服用するにあたって一番恐いのは副作用ではないでしょうか?

日本では、低用量ピルが認可されるまでは中・高用量ピルが使われていました。しかし、中・高用量ピルは、含まれているホルモンの量が多いため副作用が強く出ることがあり次第に問題になってきました。

そこで、開発されたのが「低用量ピル」で避妊効果を持たせながら、ホルモンの量をぎりぎりまで少なくしてあります。つまり、ホルモンの量が少ないので副作用がかなり軽減されています。

しかし、副作用が全くないというわけではありません。

目次

マイナートラブル(一時的な不快症状)

副作用に関しては個人差があると思いますが、実際にはマイナートラブル(一時的な不快症状)と言われる一時的な副作用がほとんどで、低用量ピルを服用して一時的にホルモンバランスが変化しそれに慣れるまでに起きる症状です。

女性ホルモンが一番少ない時期は、月経中に低用量ピルを服用することにより卵胞ホルモンと黄体ホルモンが体の中に入ってくるので、月経中なのに月経前のようなホルモン状態となり吐き気やむくみが出たり、頭痛や下腹痛が起こることがあります。

女性によっては全く副作用を感じない方もいますが、低用量ピルを服用し始めて1~2週間の間、体のホルモンバランスがいつもと変わり上記のような一時的な不快症状があった後、徐々に体が低用量ピルのホルモンバランスに慣れてきて何も感じなくなったという方が一番多いです。

血栓症

低用量ピル特有の副作用としては、血栓症があります。

血栓症とは、血管内で血液がかたまりを作って、血管を塞ぐことにより血液の流れが滞って、それから先の組織が壊死し機能しなくなり炎症などがおこります。女性ホルモンには血液を固まりやすくなる効果があるため血圧が高い人や肥満の人、喫煙をする人、過去に血栓症にかかったことがある人は服用できません。

血栓症の初期症状(まえぶれ)
  • ふくらはぎの痛み・むくみ・手足のしびれ(通常は片方のみ)
  • 鋭い胸の痛み、突然の息切れ
  • 胸部の押しつぶされるような痛み
  • 激しい頭痛、めまい、失神、視覚、言語障害(目のかすみ、舌のもつれ)

このような初期症状がみられた場合は、直ちに低用量ピルの服用をやめましょう。

ピルを服用していると確かに血栓症のリスクは上昇しますが、ピルを止めると3ヵ月でリスクの上昇はみられなくなり、ピルを飲まなかった女性と同じ体になります。

それから、低用量ピルが不妊の原因になるのではと心配している女性も多くいると思いますが、避妊の効果は服用中だけですので全く心配はいりません。ピルをやめて次の月に妊娠した方もいますし、統計学上はピルを止めて3カ月すれば正常の排卵周期が90%以上の人に回復すると言われています。

低用量ピルには、メリットもあることを忘れないでくださいね。

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